京都のお寺の参拝の仕方:手水舎と賽銭の正しい順序
京都のお寺を着物で巡るなら正しくお参りしたいもの。山門をくぐり手水舎で五つの手順をへて身を清め、賽銭を入れて合掌 - 拍手は神社の作法でお寺ではしません。着物での注意点と半日コースを紹介。
山門をくぐるとき
京都のお寺を着物で巡るなら、写真だけでなく正しくお参りしたいものです。お寺のマナーは難しく見えますが順序をおさえればシンプルです。そして神社の習慣のひとつはお寺にはふさわしくありません。本堂の前の山門(さんもん)に差し掛かったら、くぐる前に軽く一礼します。真ん中を歩かず少し脇を通りましょう。中央の道は本来本尊や住職のために用意されています。声はひかえめに。境内は公園ではありません。門脇の鐘は勝手に鳴らさないでください。多くのお寺では法要の際に僧のみが鳴らします。参拝者はそのまま通り抜けてください。
手水舎(てみずや):身を清める五つの手順
本堂に向かう前に、手水舎で手と口を清めます。手順は五つあります。ひしゃくを右手で持ち水をすくいます。その水を左手にかけます。ひしゃくを左手に持ち替え右手を洗います。右手で水をすくい口をすすぎます。ひしゃくから直接飲まず、水は呑み込まずに地面へ落とします。最後の水でひしゃくの柄を流し元のように置きます。静かに順番を守りましょう。着物の場合帯のせいでかがむのが難しいので、片手で裾を押さえながらかがむと水に浸かりません。
賽銭とお辞儀:拍手はしない
本堂前の賽銭箱では、お寺の正しい作法は次のとおりです。賽銭箱に硬貨を入れます。五円玉は「ご縁」に通じるので好まれますが、どんな硬貨でもかまいません。両手を胸の前で合わせます(合掌)。拍手はしません。頭を下げひと呼吸ほどかけて願いや感謝を捧げ、手を下ろして一歩下がります。大切な点:神社では二礼二拍手一礼ですが、お寺では拍手しません。伏見稲荷や八坂神社から来たなら拍手は神社の鳥居の前に残しましょう。お寺では合掌だけです。
着物での参拝の注意点
着物は動き方を変えます。いくつかのコツで心地よく丁寧に過ごせます。正座は両膝をそろえて。本堂で座って祈る場合、片方から跪くのではなく両膝をそろえて下りると裾を引きずりません。階段は裾に気をつけて。清水寺などの石段は磨り減り急です。手すりを借り裾を軽く持ち上げましょう。バッグは前で。帯に差す小物入れが一番安定します。ショルダーバッグは滑って衿を引っ張ります。仏教の信者でなくても構いません。静かに近づく人なら誰でも歓迎です。
半日のお寺コース
清水寺周辺のゆったりコース:朝8時までに到着し、バスが来る前に本堂で手を清め祈ります。その後南東山の石畑を歩きさらに小さなお堂にも立ち寄ります。10時ごろに抹茶で休憩。着物をレンタル中なら返却時刻も忘れずに。一日の装いで巡るなら、京未来着物(清水寺店)は朝6時から営業しているので正装のまま静かな朝の石畑を楽しめます。
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